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- 序章 (7/10) -
- マリアの提督日誌 -

やはり世間はそういうものなのか・・・。

私がアルメイダ商会の船に乗ろうとした時も、周囲は反対した。
でも、どうしても諦めきれずにお父様に懇願して、乗せてもらえていた。

他の商会じゃ無理だろうなぁ・・・。


私の曇った表情を見たバルディはさっさと帰って行った。

トーレス以外の人とこんなに話をしたのは久しぶりだった。
すごく楽しかった!

○月○日

バルディが再び来訪。
前回と同じく、客室で話をした。

最近退屈な日々がずっと続いていたから、バルディの来訪にはとても嬉しかった。

それにしても、海の仕事に興味持つなと言っていたのに、何でまた来たのかしら。
私はもう来ないと思っていた。


バルディ「今日はあんたに話したいことがあって来た。 俺の昔の海賊仲間にアンジェラという女海賊がいるんだが、 アンジェラは女であるのにも関わらず、海に出て男達を尻にひいているんだ。 そんなアンジェラのような女はもうたくさんだ。 だから海に出ようなんていう馬鹿なことを考えるのはやめるんだな。
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