- 第1-2章 (2/15) -
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- マリアの提督日誌 -
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『船が難破して島に流れ着いた。
島は南十字星の位置から考えるとアフリカ大陸の
近海だと思われる。
誰か助けてくれ! アントニオ・ゴメス』 行方不明だったゴメスが生きている! アフリカ大陸近海の島にいるらしい。 早くゴメスを助け出さなくては! アフリカ大陸近海の航海を、他の皆の協力も要請したい。」 アントニオ・ゴメス提督はリスボンで有名な提督で、 英雄とも呼ばれている。 ゴメスは探検航海中に海賊に襲われ、それから行方不明となっていたのだ。 ゴメスが生きていたという吉報を受け、商会は喜びの声が上がった。 ミゲル「ゴメス提督が生きていたなんて!バンザーイ!」 ロハス「ゴメスの生存に乾杯!ふうっ、酒がウマイっ!」 ペレス「まだ助かったわけではないんですから、喜ぶのは早いですよ。 |
早くゴメス提督を助け出しましょう。」 バルディ「とりあえず生存が確認できただけでも何よりだな。」 トーレス「ゴメスを助けるための航路計画を立てましょう。」 私「ソリスは皆の協力を要請したいと言っているわね。」 ミゲル「ソリス提督の航海はアフリカ大陸を通り、インドへ向かうのを 目的としています。インドへの到達がポルトガル国王との契約条件でもあります。 ゴメス提督の救出を最優先するのはもちろんなのですが、 できればソリス提督には、インド到達の方を専念していただきたいんです。 それはソリス提督も承知の上。だから協力を要請したいと言っているのでしょう。」 トーレス「私がアフリカ大陸近海の航海へ行きましょう。行かせて欲しいんじゃ。」 ミゲル「トーレス提督、行ってくれますか?」 | |||