- 第1-2章 (3/15) -
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- マリアの提督日誌 -
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トーレス「はい。私も幽霊船に襲われ、そこにいるバルディに助けられたことには
一生返しきれない感謝の気持ちを抱いておる。」 バルディ「俺は恩返ししてもらおうなんざ考えてないぜ。」 トーレス「それは海賊から足を洗った貴方の行動を見ていればわかる。 でも私は恩を返したいのじゃよ。しかしそう簡単に返せられるものではない。 だから今度は私がゴメスの命を救いたいんじゃ。 バルディにしてもらったことを、今度は私がゴメスにしたいのです。」 私「トーレス・・・私も同じ気持ちだわ。私も航海させて下さい。」 ミゲル「お2人の気持ちはよくわかりました。 しかし今は船団を2つまでしか出せないのですよ。 1つはソリス提督が出してますので、残りの1つしか船団を出すことができません。 とりあえずご主人と相談してみます。 方針が決まり次第すぐに連絡しますね。」 |
その後、ミゲルと貿易商会のご主人が話し合った結果、
今回はトーレスがアフリカ大陸へ探検航海に行くこととなった。 トーレスは事務所で航路の打ち合わせのために残り、 私はロハスと一緒に帰路についた。 その帰り際にロハスが言った。 ロハス「それにしても海に浮かんでる小瓶なんてよく見つけたなぁ。 さすがソリスだ。俺だったら見つけても酒が入ってなけりゃ拾わないな。」 私「ちょっと!ロハスったら。」 ゴメスの命がかかっているんだけど、少し笑ってしまった。。。 | |||