- 第1-2章 (12/15) -
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- マリアの提督日誌 -
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バルディ「ほう、ソリスはロハスの家に泊まるのか。
じゃあ俺はペレスの家に行くかな。」 この話題に絡めてきたバルディ。 ペレス「来なくていいです。」 バルディ「恥ずかしがるなよ。」 ペレス「恥ずかしいだなんて微塵も思っていません。」 バルディ「何だよ、ついに女と同棲でもし始めたのか?」 ペレス「違いますよ。」 バルディ「ムキになるなよ、逆に怪しいぜ。」 ペレス「ムキになってません。」 バルディ「なんだ、女いないのか。ま、俺がいるし必要ないよな。」 ペレス「何ですかそれはっ!」 バルディ「ムキになるなよ。」 ペレス「ムキになってませんっ!!」 こっちはこっちで可愛いし〜! ああ、また顔がにやけてしまうわっ! |
ゴメス「・・・・。」 またもゴメスは、黙ってバルディとペレスのやりとりを見ている。 やっぱり密かに羨ましいとか思っているんじゃないかしら。くすっ。 (俺には塩ふきゴリラがいるからいいんだ。)とか思っていたりして。 だとしたらすっごい面白いわ! 考えてみれば、無人島で塩ふきゴリラと2人で暮らしていたんだものね。 種族を越えた恋愛!?それもすごいわ!! そんな妄想に耽っていたら、気付くと周囲の視線が私に集まっていた。 トーレス「お嬢様・・・?いかがされましたか?」 バルディ「何1人でニヤニヤしてるんだよ。」 私「えっ?いえ、別に!これだけ集まって飲むのって久し振りだから嬉しくってね!」 ヤバいわ。変に思われたかな。 でもすぐにその変な空気は流れた。ふぅー。 | |||