- 第1-1章 (8/16) -
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- マリアの提督日誌 -
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○月○日 今日はソリス出航の日。 今のところは勉強しかやることがないので、 見送りに行った。 港にはミゲルや他の提督達の姿もあった。 そんななかロハスはソリスの手をとり、 ギリギリまでソリスの別れを惜しんでいた。 出発の時間が近づき、ミゲルがその2人の間を割って入った。 ミゲル「さ、ロハス提督。そろそろ出発の時間なのでよろしいですか? ソリス提督、乗船して下さい。」 ソリス「もうそんな時間か。じゃあ、行ってくるよ。」 乗船しようとするソリスをロハスが呼び止めた。 |
ロハス「ソリス!」 そして抱擁を交わす2人。 ロハス「気をつけて行ってこいよ。」 ソリス「ロハスは心配性だな。大丈夫だよ。」 ソリスがロハスの肩を優しくトントンと叩いて 船に乗り込んだ。 周囲は白い目で2人を見ているなか、私1人大興奮だった。 そして思わずトーレスに尋ねる。 私「あの2人っていつもこんな感じなの?」 トーレス「そうですのぉ。あの2人は仲がよろしいので・・・。」 あれはただの仲良しとは思えないな。 何となくロハスの気持ちに気付いた。 | |||