目次/ 登場人物紹介/ 本を閉じる/ ほほえみ倶楽部TOPへ
- 第1-1章 (13/16) -
- マリアの提督日誌 -
バルディ「しかも毎回。
私「毎回?かわいそうなことしてるね。
バルディ「しばらくしてミゲルかトーレスが見るに見かねて、 まだ帰ってこないことを伝えると、 やっと諦めて帰るんだと。
私「バルディ、酷過ぎるよ。 ロハスは純粋なのよ。
バルディ「純粋っていうか、馬鹿だな。
私「もしかして今回もやるの?
バルディ「気が向いたらな。

ロハスを毎日海岸で見かけるようになったら私も注意しよう。
ロハスの恋路は暖かく見守ってあげたいと思った。

○月○日

お昼前にバルディが家に訪れた。

バルディ「おい、マリア。ペレスが帰還したそうだ。

そういえば私の歓迎会の時に1人調査中で来れなかった提督がいたっけな。 それがフランシスコ・ペレス提督だったようだ。

バルディ「お前、まだペレスに会ったことないだろ? 今から顔見せに行ったらどうだ。俺もついて行ってやるよ。
私「そうね。じゃあ行くわ。

こうして、バルディと共にペレスの家に行くことになった。
ペレスの家に行くと、金髪の若い青年が玄関から出てきた。

バルディ「ペレス、元気だったか?
・・・/ 1/ 2/ 3/ 4/ 5/ 6/ 7/ 8/ 9/ 10/ 11/ 12/ 13/ 14/ 15/ 16/ ・・・