- 第1-1章 (11/16) -
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- マリアの提督日誌 -
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でも別にロハスもトーレスも愚痴を言っているわけじゃないから、
嫌な気はしない。・・・ってそれって単に対応に慣れちゃってるだけなのかな? もうしばらくロハスの話を聞いた後に、さりげなく突っ込んだ。 私「ロハスはソリスのこと相当好きなんだね。」 ロハス「もちろんだ。」 あっさりと肯定したので、一瞬友人止まりの感情かと思ったけど、 その後続けた話で、そうではないことがわかった。 ロハス「だけど、ソリスは俺の気持ちに気付いてないんだよな・・・。 あくまでも友情としか捉えていないんだ。」 あれで気付いていないんだ、と先日の見送りの光景を思い出した。 そこでふと思ったことを口に出してみた。 |
私「それなら提督じゃなくてソリスのクルーになればいいのに。
そうすれば、航海中も一緒にいられるじゃない。」 ロハス「始めのうちは俺もそれを望んでいたよ。 だけど、俺に提督になることを薦めたのがソリスだったんだ。 お前には提督になれる技量があるから、船員に納まってしまっては もったいないって、ソリスが言ってくれてね。 あと、提督とクルーだと上下関係が生まれるだろ? お前とは提督仲間として対等な立場でいたいんだって、 ソリスに言われてさ。 それで俺も頑張ってみるかと思ったのさ。」 夜も更け、眠気が襲ってきた頃に この日はお開きにすることにした。 ロハスが家まで送ってくれることになり、 その帰り道にロハスはこう言ってくれた。 | |||