- 第1-1章 (10/16) -
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- マリアの提督日誌 -
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ロハスと飲んでいた男性達は、ロハスと親しい水夫達らしい。
ひととおり紹介してもらい、しばらく他愛もない話をした。 水夫達の話によると、ロハスは相当の酒好きで 航海中にも酒を飲んでほろ酔い気分なのだそうだ。 ロハスの酒武勇伝にはかなり笑わせてもらった。 ロハスが本格的に酔い始めると、ソリスの話をし始めた。 ロハス「ソリスは昔から真面目でいい奴だ」 ロハス「ソリスの航海術は誰よりも秀でている」 ロハス「ソリスがいなければ俺は提督になっていなかった」 ロハス「俺はあいつがいないと駄目だ」 ロハス「俺の全てをあいつに捧げたいくらいだ」 |
ソリスは、ソリスは、ソリスは・・・ ロハスのソリス話は止まらない。 別の話題を出してもソリスの話に持っていった。 その時、水夫達にこっそりと教えてもらったのだが、 ロハスは酔うと必ずソリス話をするらしい。 何度も付き合わされている水夫達はだいぶ聞き飽きているそうだ。 そういう訳で水夫達は適当に理由をつけて帰っていき、 店には私とロハスだけが残った。 ロハスはまだソリスを褒め称えている。 ここまでソリスのことが大好きだったとはね。 まぁ確かに何度も聞かされてる水夫達の気持ちもわからなくはない。 私もトーレスの昔話、「若い頃は水中で舞を舞って・・・」 っていうのを何度も聞いてきたからね(苦笑) | |||