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- 第1-1章 (14/16) -
- マリアの提督日誌 -
バルディが青年にそう言うと、ギュッと抱きしめた。 どうやら彼がペレスのようだ。

バルディ「俺以外の奴に浮気してないだろうな。

バルディが続けて言うと、ペレスがバルディを突き放す。

ペレス「そんなつもりは一切ありません。
バルディ「相変わらず俺一途か。可愛い奴だな。
ペレス「違います。」(即答)

私は、驚いて一瞬固まってしまったが、 慌てて挨拶を切り出した。

私「ペレス提督。調査お疲れ様でした。 私はマリア・アルメイダと申します。 先日提督として商会に入りました。 よろしくお願い致します。
ペレス「貴女がマリア提督ですか。 話は伺っていました。
こちらこそよろしくお願いします。
バルディ「あがらせてもらうぜ。

バルディはペレスの返事も聞かずにズカズカと 家の中に入っていった。

ペレス「・・・やれやれ。 マリアもよかったらどうぞ。 今朝帰還したばかりなので、何もお構いできませんが。

家にあがらせてもらったものの、 ペレスは荷物整理や調査書まとめで忙しそうだった。

私「バルディ、今日は出直しましょう。 ペレスの帰還がまさか今朝だったなんて。 今日はさすがに大変だろうし、ペレスも疲れてるわよ。

申し立てたが、バルディは帰ろうとしない。 そしてそれが狙いだったかのように忙しいペレスに付きまとっている。
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